おはようございます、うぃるです。
今日、最近よく話題に上がる「バイブコーディング」について、自分なりの視点を交えて話してみます。
もちろん、まずはバイブコーディングを”やってみる”のが大事。だけど、それに気を取られて「何を作るべきか?」という視点も、忘れちゃいけないです。
車輪の再発明という考え方
バイブコーディングをする中で見落とされがちなのが、「車輪の再発明」です。
エンジニア界隈ではよく「車輪の再発明をするな」って言われます。つまり、すでにあるものをわざわざまた作らなくていいよってことです。
特に海外の開発者は、この意識がかなり強い印象があります。
バイブコーディングでもこれは同じ。
例えば、TODOアプリやチャットアプリみたいに、既に世の中に山ほどあるようなものをゼロから自分で作っても、「それって誰のために作ってるの?」って話になってしまうんですよね。
※今回はバイブコーディングに慣れてきた人向け。まだ触っていない人は車輪の再発明でもいいので、とにかく触ってみることをおすすめします。
大事なのは「作る前のリサーチ」
だからこそ大事なのは、「本当にそのアプリは世の中にないのか?」をちゃんと調べること。
検索で聞いてもいいし、AIに聞いたっていいし、GitHubなどで探すのもOK。
実は、「自分が欲しいと思っている機能」は、すでに世の中に存在してることがほとんどです。
でも、もし徹底的に調べて見つからなかったら――それは「チャンス」かもしれないですよね。
再発明ではなく、再構築という考え方
とはいえ、既存のアプリがあってもOK。
仮に既存のアプリが見つかったとしても、それがめちゃくちゃ使いづらかったり、機能性が微妙だったり、デザインが絶望的だったりするケースもあります。
そういう場合は一から同じアプリを発明するのではなく、そのアプリの仕様やコードを再利用して、もっといいものをつくる「再構築」の考え方が大事ですね。
ぼくも「Google SERP Snippet Optimization Tool」というツールを自動化しようと思って、バイブコーディングしています。まだうまくいってないですが、、、。
すでにあるものをベースに、より良い形にアップデートしていくというアプローチはバイブコーディング時代に重要になってくるはずです。
バイブコーディングは「昔のブログ」と似ている?
「バイブコーディングでアプリを作る」という流れ、一昔前の「SEOブログで稼ぐ」という流れにすごく似ています。
当時のSEOブロガーたちは、こういうやり方をしてました。
ペルソナを「過去の自分」に設定
そのとき抱えていた悩みを思い出す
その悩みを解決するような記事を書く
ペルソナを自分1人に設定することで尖った記事が書ける。さらに悩みも細分化されるのでロングテールキーワードを狙える。こんな戦略です。
バイブコーディングの世界でも、まったく同じようにできると思うんですよね。
アプリ版・ロングテール戦略
AIによるコーディングが発達したことで、アプリ開発もロングテール戦略に寄っていくと思います。
まずは、自分が欲しいと思うアプリを考える
それが市場に存在しないか、ちゃんと調べる
あったら使ってみて、不満があれば改善点を見つける
なければ、自分で作る
そして世界に届ける
まさに、「ロングテールSEOのアプリ開発版」ですね。
実はニッチな方が、届けたときの刺さり方が深い。だからこそ、「万人にウケるもの」よりも、「自分にしか刺さらないかも」くらいのものを作ってみるのが実は強いんですよね。
もしこれからバイブコーディングで稼いでいきたいと考えている人は、この考え方は持っていた方がいいと思います。
結局のところ、バイブコーディングで大事なのは「総合力」だと思います。
単にコードが書けるだけじゃダメ。単にアイデアがあるだけでもダメ。マーケができてもアプリが作れなければ意味がない。
企画(アイデアの着眼点)
開発(それを形にする技術)
マーケ(世の中に届ける力)
この3つが揃ってはじめて、「真のバイブコーディング」になる。
そして、ぼくらのようにマーケ側の人間でも、AIをうまく活用していけば、ある程度のアプリ開発はできてしまう時代です。
だからこそ、「まずは触る」「でも作る前には調べる」「そしてロングテールを狙う」という流れを意識していくと、きっと無駄が減るはずです。
それでは、また明日。
企画(アイデアの着眼点)
開発(それを形にする技術)
マーケ(世の中に届ける力)
AIで全部楽ちんというよりは、今まで分業していたものをAIで時短してすべて自分でできるようになった時代が来たって感じですかね。
何事もやっぱり時間投資は必要そう。