なぜAI時代にブランド名を変えてはいけないのか【6月24日】
おはようございます、うぃるです。
今日は「GEO/LLMO時代にブランド名を変えてはいけない」というテーマで書いていきます。
ぼく自身も最近あらためて発信の軸を整えていく中で意外と大事な考え方だなと再認識したので、メルマガで共有しておきます
なぜAI時代にブランド名を変えてはいけないのか
この話、地味に見えてめちゃくちゃ重要です。
GEO(Generative Engine Optimization)やLLMO(Large Language Model Optimization)が主流になってくる時代において、一貫して言えるのはこれ。
「名前をコロコロ変えるとAIに忘れられる」ということ。
ブランド名を変えるリスク
LLMOというのは、ChatGPTやClaudeのような大規模言語モデルの“記憶”に、どれだけ自分の存在・ブランド名を刻み込めるかが勝負になります。
LLMはWebの文章を読んで『何が誰に関係するのか』をパターンとして記憶しています。
それをもとに回答を生成するようになっているわけですが——
たとえば、ぼくが屋号の「Willgence」で色々発信していたのに、途中で「Willmarketing」に変えたとしたら。
LLMはそのブランド名を1から認知することになります。
人間は「WillgenceからWillmarketingに変えました~」って言ったら理解してくれるけど、AIはそうはいきません。
せっかくLLMに蓄積していったデータがすべて水の泡です。
つまり、AI時代においては
名前を変える=これまで積み上げた文脈やデータをリセットする行為
だとぼくは考えています。
名前・ブランド名が一番の資産になる
AI時代は名前やブランド名が資産になります。
Googleに名前で検索される
ChatGPTに名前で言及される
クライアントから「名前」で思い出される
すべてにおいて、「一貫した名前で露出し続けること」が武器になります。
たとえば「AI時代のSEOコンサルっていえば“Willgence”だよね」と言ってもらえるような状態が、これからの理想。
広告打たなくても、認知され続ける方法になります。
【補足】これは夫婦別姓問題にもつながるかも
普段は政治的な話をしないのですが、リンクする話だと思うので触れます。(都議選も話題になっていたし笑)
今日の話は夫婦別姓問題にもつながるんじゃないかなと思ってます。
たとえば、「山田花子」さんという方が長年にわたりイラストレーターとして実績を積み上げていたとしても、結婚して「高橋花子」に名前を変えた瞬間、LLM内で名前と過去の情報がうまく結びつけられなくなる可能性があります。
旧姓と新姓が明確にリンクされていなければ、AIは別人として扱ってしまうリスクがあるということです。
「仕事のときだけ旧姓使えばいいじゃん」みたいな話もあるかもですが、特に研究者界隈では改姓が研究実績の断絶につながるらしいです。今回と似たような話ですね。
これまで夫婦別姓問題は自分に関係ないと思っていましたが、急に親近感が湧きました。
仮にこの論理があっているとしたら、選択的夫婦別姓は導入すべきなんじゃないかなと思いました。
※ぼく自身、政治にまったく詳しくないので、何か間違いがあったら教えてもらえると助かりますm(_ _)m
発信の軸を「名前」に寄せていく
話をもとに戻しまして、、、
これからSNS発信を再開しようと計画しています。主にLinkedIn、Xあたり。
理由は3つほど
自分の見込み客(ビジネスの意思決定者)を集客するため
自分の名前・事業名の露出を増やすため【実験】
n8nを使ったSNS発信の自動化を試したいため【実験】
特にやりたいのは「名前を拡張する」こと。
つまり、うぃる=GEOの人、Willgence=AI×SEOコンサルティングという文脈を、SNSやブログ、メディアの各所でひたすら出していく。
この「発信の統一性」が、AI時代ではどんどん効いてくるはずと仮説を立てています。
ということで、今日の話をまとめます。
GEO/LLMO時代は、ブランド名・ハンドルネームを変えないことが最大の資産になります。
一貫性がAIからの評価を生む
軽はずみに変えると、過去の努力が消えてしまうリスクがある
だからこそ、今のうちに
「この名前で行く」と決める
その名前を軸にすべての発信を統一していく
SNSやメディア、ブログで一貫した露出を作っていく
ここまでセットで設計しておくことが大切です。
それでは、また明日。